中高一貫(六年制普通科)

学校紹介

ユネスコスクール

高水は ユネスコスクールです

高水は、2012年8月、中高一貫校「高水高等学校・同付属中学校」として、パリのユネスコ本部から、ユネスコスクールに認定されました。
写真は、2012年11月、岩国市の認定式に出席した時の記念写真です。 この時いただいたユネスコスクールのプレートは、現在、正面玄関ホールに掲げられています。

しかし、「ユネスコスクール」とは一体何か、ご存じない方も多いと思います。そこで、以下にご紹介します。

ユネスコスクールって、何?

ユネスコスクールは、1953年、ユネスコ憲章に示された理念を学校で実践する、国際理解教育の共同体として発足しました。今年、65周年を迎えます。
世界182カ国、約1万校が加盟。
日本国内では、929校の 幼・小・中・高等学校 及び大学が参加しています。
ユネスコスクールは、世界中の学校と交流し、生徒・教師間で情報や体験を分かち合い、地球規模の諸問題を考える新しい教育内容や方法の開発、発展を目指しています。
文部科学省はユネスコスクールをESDの推進拠点とし、積極的な支援を行っています。


認定式には校長と中高代表生徒が出席

国連のしくみ

ユネスコって、何?

そもそもユネスコとはどんなことをするところか、ご存知ですか?
United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization
の頭文字をとって「U.N.E.S.C.O.」
日本語訳では、国際連合教育科学文化機関と言います。 ユニセフと区別がつかない人も多いようですが。
ユネスコは、教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。本部はフランス・パリ、加盟国数は193カ国、日本は最も早い加盟国の一つです。
『 That since wars begin in the minds of men,
it is in the minds of men that the defences of peace must be constructed. 』

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
この憲章前文は、有名ですよね。

ESDって、何?

それから、ESDという言葉が出てきました。
これもユネスコスクールを語る上で 避けては通れない言葉です。
ESDは、「Education for Sustainable Development」の頭文字、 日本語では『持続発展教育』と翻訳されています。
私たちが、地球で生きていく上で、どんな課題があるか、考え、立ち向かい、解決するための学びです。
文部科学省の新しい学習指導要領では、ESDを積極的に進めることを 求めています。

ユネスコスクール、何するの?

ESDが求めるユネスコスクールでは、
1.地球規模の問題に対する国連システムの理解
 貧困、飢餓、エイズ、環境汚染、気候変動など、 グローバル化や複雑化する諸問題と 国連システムを理解し、国際協
 力の重要性を学ぶ。
2.人権、民主主義の理解と促進、平和学習
 人種差別、偏見、人権に関連する問題について意識を広げる。
3.異文化理解、国際理解学習
 他文化への理解を深める。
4.環境教育、環境問題学習
 汚染、エネルギー、森林保護、砂漠化、温室効果、持続可能な開発などを検討し、解決の手段を考える。
以上、4つの基本テーマを中心に学んでいきます。

ユネスコスクールになると、高水はどこが変わるの?

それでは、ユネスコスクールになると、高水のどこが変わるのか。
今、私たちには学校を挙げて取り組みたいことが4つあります。
1.環境問題学習
2.コミュニケーション能力
3.国際交流
4.ボランティア

以上の取り組みについて「6ヵ年一貫教育」の「キャリア・進路教育」の項に6ヵ年にわたる組織的系統的な取り組みを具体的に図示しています。