学園沿革
学園沿革
旧藩時代、三丘宍戸藩校徳修館の侍講であった宮川視明が、
山口県熊毛郡高水村(現周南市)の烏帽子岳の山ろくに、
磨鍼塾と称する私塾を開いて郷党子弟に孔孟の道を講じていた。
当時その徳望を慕って遠隔の地から来り学ぶ者も多かったが、視明の没後はその後継者がなく一時中絶した。
明治31年、同村の江田保は、同郷の人である正覚寺住職伊東法住、篤学者河谷茂作と計って、
視明の嗣子である宮川泰を設立会長に推し、
河村道篤を塾長に迎え、修業年限2ヵ年の私立高水村塾を同村字新町に設立した。
その後高水村塾は財団法人山口県高水中学校になり、
爾来55年間、この地にあって農村子弟の教育に当たっていたが、
時代の推移に伴い、昭和29年岩国市及び隣接町村の要請をうけ、
現在地に学校を移転し、昭和46年学校法人高水学園と改称。
高等学校・付属中学校・岩国短期大学を持つ学園として今日に至っている。
学園年表
- 明治31年 4月
- 初代塾長に河村道篤就任
- 明治32年 11月
- 私立学校令発布により塾則を制定し、山口県知事の許可を得る
- 明治42年 11月
- 私立高水図書館設置
- 大正2年 1月
- 塾長河村道篤退任、江田保2代塾長に就任
- 大正5年 4月
- 修業年限を3ヶ年に延長
- 大正9年 1月
- 塾長江田保死去、伊東法住3代塾長に就任
- 大正9年 4月
- 修業年限を5ヶ年に延長し、高水中学と改称
- 大正10年 11月
- 校舎を同村字亀山に移築
- 大正11年 4月
- 楽学の碑建立
- 大正12年 3月
- 財団法人山口県高水中学校設立認可、初代理事長に宮川忠蔵就任
- 昭和2年 4月
- 講堂兼本館竣工
- 昭和3年 3月
- 校長伊東法住老齢のため退任、宮川忠蔵4代校長に就任
- 昭和4年 4月
- 創立30周年記念校舎建築
- 昭和14年 6月
- 剣道場竣工
- 昭和16年 4月
- 創立40周年記念式挙行(実数43年)本館竣工
- 昭和21年 9月
- 高水村塾以来の永年功労者宮川忠蔵死去につき宮川澳男第2代理事長及び5代校長に就任
- 昭和22年 4月
- 学制改革により、併設中学校を設置
- 昭和23年 4月
- 学制改革により、山口県高水高等学校に移行、併設中学校は付属中学校と改称
- 昭和25年 4月
- 女子別科を設置(修業年数1年)
- 昭和26年 3月
- 学校法人山口県高水高等学校設立
- 昭和27年 3月
- 女子別科廃止
- 昭和27年 4月
- 商業科設置
- 昭和29年 4月
- 学校を岩国市へ移転、岩国市立川下小学校内仮校舎にて開校
- 昭和29年 9月
- 岩国市大字尾律330番地の国有地25,926㎡を買収、校地とす
- 昭和29年 11月
- 岩国基地米海兵隊第101部隊の協力を得て、学校敷地を整地
- 昭和30年 3月
- 木造校舎6教室竣工(旧第1校舎)
- 昭和30年 4月
- 第1学年入学式を現地にて初めて挙行
- 昭和30年 5月
- 木造校舎新築8教室竣工(旧第2校舎)
- 昭和31年 5月
- 木造校舎12教室竣工(旧第3校舎)
- 昭和31年 11月
- 旧第1校舎平家建を2階建2教室に改築完成
- 昭和32年 3月
- 岩国市における第1回の卒業式挙行
- 昭和32年 3月
- 特別教室6教室完成(旧第4校舎)
- 昭和33年 6月
- 創立60周年記念式及び旧体育館兼講堂落成式挙行(旧短大体育館)
- 昭和34年 4月
- 校名を高水高等学校・同付属中学校と改称
- 昭和35年 4月
- 家庭科設置
- 昭和36年 11月
- 楽学の碑(岩国)を建立
- 昭和37年 2月
- 鉄筋コンクリート建校舎第1期工事(3階建14教室)完成………現第1校舎
- 昭和37年 9月
- 連絡橋完工
- 昭和38年 3月
- 商業科2教室増築
- 昭和38年 3月
- 鉄筋コンクリート建校舎第2期工事完成
- 昭和39年 3月
- 商品実験室完成
- 昭和39年 5月
- 寄宿舎愛宕寮竣工
- 昭和39年 8月
- 図書館(旧)完成
- 昭和42年 3月
- 騒音対策国庫補助鉄筋4階建校舎4,149㎡第1期工事完成………現第2校舎
- 昭和43年 3月
- 騒音対策国庫補助鉄筋4階建校舎第2期工事完工………現第2校舎
- 昭和43年 10月
- 創立70周年記念式及び新体育館落成式挙行
- 昭和43年 12月
- 木造校舎(2階建6教室)竣工………旧第3校舎
- 昭和46年 1月
- 法人名を高水学園と改称
- 昭和46年 4月
- 岩国短期大学を設立
- 昭和47年 4月
- 第2代付属中学校長に山本真喜雄就任
- 昭和47年 10月
- 木造校舎2教室および食堂竣工………旧第4校舎
- 昭和50年 11月
- 第4代校長宮川忠蔵の胸像建立
- 昭和51年 3月
- 家政科廃止
- 昭和52年 7月
- 創立80周年記念事業プール竣工
- 昭和52年 11月
- 創立80周年記念式及び80年誌発行
- 昭和53年 4月
- 校長宮川澳男退任し学園長に就任、第6代校長に高橋正徳就任
- 昭和54年 7月
- 創立80周年記念第2体育館竣工(鉄骨2階建600㎡)
- 昭和56年 3月
- 学園図書館竣工
- 昭和56年 7月
- 合宿所新設186㎡
- 昭和56年 10月
- 「一滴の水」の碑建立
- 昭和58年 4月
- 校長高橋正徳退任、第7代校長に山本真喜雄就任
- 昭和59年 9月
- 岩国転出30周年記念事業、第1校舎改修
- 昭和59年 11月
- 岩国転出30周年記念式典挙行
- 昭和60年 3月
- 第5校舎竣工(鉄筋平屋建211㎡)
- 昭和60年 4月
- 第3代付属中学校長に市岡友弌就任
- 昭和61年 3月
- 第6校舎竣工(鉄骨2階建451㎡)
- 昭和61年 9月
- 第2校舎防音補助事業完成(換気設備工事)
- 昭和62年 9月
- 第2校舎防音補助事業完成(建具復旧工事)
- 平成元年 4月
- 校長山本真喜雄退任、第8代校長に市岡友弌就任
- 平成元年 4月
- 第4代付属中学校に釘屋才輔就任
- 平成5年 3月
- 講堂竣工(鉄筋2階建1,868㎡)
- 平成6年 3月
- 第7校舎竣工(鉄筋3階建1,500㎡)
- 平成9年 4月
- 第5代付属中学校長に渡辺耕而就任
- 平成10年 10月
- 第5代校長宮川澳男の胸像建立
- 平成10年 10月
- 創立100周年記念式挙行
- 平成11年 9月
- 校長市岡友弌退任、第9代校長に野村元昭就任
- 平成12年 3月
- 第3校舎(防音事業)新築工事完成
- 平成12年 12月
- 第2代理事長宮川澳男死去につき、宮川明第3代理事長に就任
- 平成16年 4月
- 岩国転出50周年
- 平成16年 9月
- 第2校舎防音補助事業完成(空調設備改修工事)
- 平成17年 9月
- 第1校舎防音補助事業完成(空調設備改修工事)
- 平成18年 4月
- 校長野村元昭退任、第10代校長に加藤善美就任
- 平成19年 4月
- 第6代付属中学校長に片山秀夫就任
- 平成22年 4月
- 第7代付属中学校長に前田茂雄就任
- 平成23年 4月
- 第11代校長に前田茂雄就任
- 平成24年 8月
- ユネスコスクール認定
- 平成26年 3月
- ポールケイン高等学校(カナダ)と姉妹校提携
- 平成26年 4月
- 第8代付属中学校長に宮本剛就任
- 平成28年 6月
- サザンクロスカトリックカレッジ(オーストラリア)と姉妹校提携
- 平成30年 4月
- 創立120周年記念式典(予定)
- 令和4年 4月
- 第12代校長に宮本剛就任
- 令和4年 5月
- 第13代校長・第9代付属中学校長に髙田美樹就任