中高一貫(六年制普通科)

6ヵ年一貫教育

キャリア・進路教育

キャリア教育

初期の目標は、生徒自身が自らの進む道を選択できるようになることです。
選択の鍵は、自分自身とよく向き合い、自分を知ること。そしてその自分が人をしあわせにするために何ができるか、社会に対してどのような貢献ができるか、そういうまなざしをもって、人や社会と真剣に向き合うことです。

本校では、日々の学びに加え、中学1年のスプリングセミナーを皮切りに高2までの成長段階に応じた5つのセミナーを配して、生徒の視野を広げ、異文化や新しい人間関係を経験させながら目標達成をバックアップしています。

中学1年
スプリングセミナー
中学2年
サマーセミナー
中学3年
オータムセミナー
高校1年
海外修学旅行
高校2年
ウインターセミナー

中学のセミナー

自分で考え、行動する力。初めの一歩を大切にしたい。

私たちは人との関わりの中で生活し、その中で「自分」を意識します。
そして「相手」との関係の中で、様々な体験を通じて成長していきます。
他者との関わりの大切さを学び、その喜びに触れることが人づくりの原点です。
総合的な学習『楽学』では、この人づくりの原点に立ち返り、中学段階で体験すべき選りすぐりのプログラムを準備して生徒が自分の将来像を具体的に描けるようバックアップします。

中六合同発表会

体験したことや調べたことは、相手に伝えることで理解が深まるものです。
学習の成果は、プレゼンテーション形式でみんなの前で発表させます。
本校は、総合的な学習の時間を中心に、各教科・科目と関連性を持たせながら、6カ年を見越した研究テーマを設定して、日本語と英語の運用能力はもちろん、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、マネージメント能力等の向上を目指すプログラムを実施しています。
2月に行われる中六合同発表会が、総合的な学習『楽学』総まとめの舞台となります。
自らを演出する行動力の養成は、実は、校訓「勤労実践」の要です。


課題解決学習

平和学習

進路教育

次に、希望の進路が決まった生徒に対して、教員は面談を繰り返しながら、進路の実現に向け徹底的に寄り添います。
生徒の可能性と頑張りを信じ、サポート体制を整え、きめ細かな指導で生徒の夢を叶えます。
本校の進路教育は、以上のような系統的組織的なキャリア教育に支えられています。
そして、これらのキャリア・進路教育の考え方の土台となるものが、「教育の3つの柱」です。

教育の3つの柱

1.生徒に確かな「学力」を保障してゆくこと:「学力保障」
1.生徒に確かな「人間力」を保障してゆくこと:「人格保障」
1.生徒に各人に「ふさわしい進路」を保障してゆくこと:「進路保障」

人間性豊かな子どもの育成を、われわれは第一に考えねばなりません。それがここでいう「人格保障」です。人格について語ることは、本校の建学の精神、教育による「徳性の陶冶」について語ることにもなります。
人は千差万別、生まれついた資質をもって生きてゆくことになります。どのような社会においても、多少の有利不利はありますが、心身の能力差という現実に誰しも直面せざるを得ません。教育は、そのように自覚された能力差を埋める、またはさらに差異化させて特色を引き出し、その人物のよさを伸ばしていくということに大きな使命がありました。
ところで、自由平等な社会を築いてきたとされるこの日本において、そして大きく変貌を遂げようとするこれからの社会において、平和や幸福を追求し、他人に希望や喜びを与えられる人格はどのような人格なのか。そのような人格に想像をめぐらすとき、従来の使命に忠実なだけで教育はこと足りるのでしょうか。
そこで、われわれは人格の前提に学力という能力をおきたいと思っています。ここでいう学力とは、自分の未来を切り開くために、あるいは自由平等、平和な社会を築くために、必要な知識やスキルを身につけ、さらにそれらに主体的積極的に磨きをかける能力、または行動力のことです。生きる力の原動力と言っていいかもしれません。
人格と学力は2つでひとつです。したがって、どちらかひとつでも欠けたら意味をなさないものです。これらはいつも同時に育み、鍛え、磨きをかけることによって、同時に向上もして行くと考えます。こうして「学力保障」とは「人格保障」の、「人格保障」とは「学力保障」の、それぞれの成立要件となります。
また、学校教育においては、自らの資質と可能性を自覚させ、生きがいとやりがいに満ちたその生徒にふさわしい進路選択を自分自身で決定させる、進路教育が期待されています。進路決定は職業と仕事、すなわち経済的自立と不可分ですから、「進路保障」は個人にとっても社会にとっても非常に重要な保障となります。本校では、「人格」と「学力」を保障し、保護者や社会からの期待に応えられる「進路保障」を行ってゆきたいと考えています。
そこで、3つの保障を可能にするために、6ヵ年にわたって各学年の「人格」と「学力」についての達成目標を掲げることにしました。学年と教科、また生徒会やクラブ活動、学校行事やボランティア活動などそれぞれの担当者が、共通理解を図りながら組織的系統的に「保障」の遂行に努めています。